自然エネルギーに興味関心を持つ生徒25名を対象に、2回のセミナーが実施されました。

第1回目は7月23日に足利工業大学を訪問しました。足利工業大学は自然エネルギーに関する学科が充実しており、この日は「ソーラークッカーの性能試験と講義」「色素増感太陽電池の製作」を行いました。ソーラークッカーは段ボールに銀紙を貼り付けたようなものですが、それをお椀状に組み立て、その中に鍋を置き、そこに太陽の光を集めます。約1時間でゆで卵ができました。大学の先生方は、ソーラークッカーでパウンドケーキを焼いていました。火を使わず、太陽の光だけで調理できることを知り、参加した生徒たちはとても驚いていました。

第2回目は8月24日に「ウィンドパワーかみす」と「中国木材株式会社」の見学を行いました。「ウィンドパワーかみす」は国内初の本格洋上風力発電所です。また「中国木材株式会社」は輸入した木材を加工する過程で出るおがくずや廃材を利用してバイオマス発電を行い、自社の消費電力をまかなうだけでなく売電も行っています。どちらも最新のエネルギー利用の実際を学ぶ良い機会になったようです。