校長挨拶
Greeting

新型コロナウイルス感染拡大に起因する長期休校やオンライン授業実施、学校諸活動の中止や延期など、2021年度も生徒・教員が本来の学校活動とは異なる、大変な時期を過ごしてまいりました。その一方で、昨年から現在までのオンライン・スタイルの授業展開や新しい授業形態を実施することにより、学習における「覚える・解く」というテーマに対して、オンライン授業や教材が有効であることもわかってきました。今、社会は大きく変わろうとしています。オンライン活用の拡大により、集団で活動する必要のない場面が増え、組織ありきではない社会、個人で誰とでも繋がる環境など、過去とは大きく異なる環境、そして価値観にも変化があらわれてきました。

日本の社会では、中学や高校の段階において、それぞれの興味関心や将来観を持つ事よりも、目先の受験勉強がまだ重視される傾向にあり、将来を決めるのは大学での段階であるというような考え方も存在しています。現在の日本の大学は、インターンシップやボランティア活動、留学など、1年生から学習以外にキャリアやスキルを磨く準備を行うようになってきており、大学でゆっくり「自分探し」をする時間、のんびりとした大学生活を過ごせるような環境、寛容な時代ではなくなってきています。これからの時代は、私たちが生きてきた過去よりも、グローバルかつ予測困難な環境が待っています。そのような未来を生きていく生徒の皆さんには、中学高校の早い段階において、将来の目標や目的意識をしっかりと持ってほしい。そして、その目的に近づくための準備としての学習や諸活動に取り組み、方向転換をしなければならない場面が来たとしても、変化に慌てることなく柔軟に対応できる考え方と行動力を、身につけてほしいと考えています。

本校の皆さんには、在学中の6年間、3年間という期間を使って、基礎学力と受験に向けた学力の獲得に努力しながらも、興味関心を軸とした『人生の椅子探し』『人生の椅子創り』をしてもらいたいと思います。人生の『椅子取りゲーム』ではなく、楽しく・安心して・継続できる生活と職業(椅子)を求めて、自らが、自らの豊かな「椅子創り」をしていくことを目指していってほしい。職業は国内外に様々存在しており、どの職業が自身にとって、「楽しく」、「継続でき」、「幸せを感じる」のか。中学高校の時代から大学入学後、卒業後も継続してそれぞれ探していく事になるでしょう。茗溪学園は、生徒の皆さんの活動を応援、サポートしていきますが、その支援の範囲は校内だけに限らず、さらに校外にも求めていきます。これまでも筑波大学、成蹊大学や立命館アジア太平洋大学との高大連携や、海外・アジアのトップクラスの学校との国際交流連携、研究所、企業、自治体とも研究活動支援連携等を進めてきました。2022年度はさらに高度な連携を進め、拡大していく予定です。また、留学生の受け入れについても積極的に行っていきます。様々なバックグラウンドや価値観を持った多くの人々と出会い、世界から最新の情報を得、素晴らしい芸術や文化に触れつつ、教養と心身の逞しさを養って欲しいと思います。

2022年度も本校は、また新たなステージに進んで参ります。
昨年度「中学アカデミアクラス」(AC)を開設し、4月にはAC2期生をお迎えしました。加えて高校IBDPコースにおいて、本年度から全ての科目を英語で選択し、受講することが可能となりました。茗溪学園IBDPコースは日本語科目と英語科目を持つ、日本では数少ないIB認定の「一条校」であることが特徴となっております。

関係者の皆様には引き続きご支援、ご協力をお願い申し上げます。

茗溪学園中学校高等学校 校長 宮﨑 淳

ページの上部へ