高校2年生のIBコースの有志の生徒たちが、CASとして流山市にあるアフタースクールcommonで実験教室を行いました。
CASとは?
CASは、IBディプロマプログラムのコア科目のひとつで、Creativity(創造性)、Activity(活動)、Service(奉仕)の頭文字を取ったものです。このプログラムでは、生徒が自分の興味や関心に基づいて主体的に取り組むことを目的としています。具体的には、以下のような活動を含みます。
- 創造性(Creativity):絵を描いたり、演劇を行うなど、表現活動に取り組む。
- 活動(Activity):スポーツや部活動などを通じて健康的なライフスタイルを追求する。
- 奉仕(Service):地域社会や福祉施設などでボランティア活動を行い、他者のニーズに応える。
今回の実験教室は、このうち「奉仕(Service)」にあたる取り組みです。対象は小学校低学年の子どもたちで、生徒たちは数か月前から「common」の担当者とオンラインミーティングやメールを通じてやり取りを重ね、予備実験など万全の準備を行ってきました。
実験教室の内容
12月23日:スライム作りと、尿素の結晶を使ったクリスマスオーナメントの制作
12月27日:肺のモデル作りと、ペーパークロマトグラフィでインクを分離して作るしおり作り
どちらの回も、生徒たちが主体的に企画・運営を行い、とてもスムーズに実施することができました。生徒同士で声を掛け合い、問題が起きた際にはその場で話し合いながら協力して解決する姿が印象的で、普段の授業や課外活動を通じて培われた協働スキルの高さを感じさせられました。自分たちの意思で行動し、相手先の担当の方と交渉や打ち合わせを重ね、最初から最後まで責任をもってやり遂げたことの意義はとても大きいと感じます。
生徒たちは小学生とすぐに打ち解け、楽しい時間を共有しました。小学生にとって「憧れの先輩」として記憶に残る存在になっていれば嬉しい限りです。