帰国生支援室の対象と目的
茗溪学園の帰国生の受け入れの歴史は古く、毎年世界中の国々から帰国した生徒が入学しています。帰国生が在留中に見て聞いて感じたことは、かけがえのない宝であり、彼らの一部となっています。彼らの個性が十分に生かされ、より充実した学校生活を送ることを目的とし、茗溪学園では帰国生支援室を設け、以下のような支援体制を敷いています。
支援方法 中学生
国語特別クラス
グローバルコースAO入試合格者で、在留中日本語で教育を受ける機会の少なかった中学1年生を対象としています。週4時間の国語の授業を少人数体制で指導にあたることで、個人のレベルに適した学習指導が可能となります。授業では、文章読解と漢字学習を中心に、書く力と読む力の向上を目指します。また、帰国生が苦手とする理科や社会についても学習支援を行います。
グローバルコースAO入試合格者には、「入学前オリエンテーション」の際に日本語力の確認を目的とした作文を書いていただき、それを基に国語特別クラスの受講者を決定します。
放課後国語補習(有料)
中学2年生以上の編入試験A方式合格者の帰国生を対象とし、週1回100分の補習を受けることができます。
支援方法 高校生
国語特別クラス
A方式での受験合格者を対象とし、古典と現代文の授業を少人数体制で指導します。
数学特別クラス
高校新入生は、高1数学は別クラスで授業を行います。また、高校新入生は放課後に補習を行います。
保護者への対応や
その他授業外での対応等
適応カウンセリング
入学直後、定期試験前など、定期的にカウンセリングを実施します。カウンセリングの結果、学習や生活上の問題が見つかった時には、生徒、教員、保護者とで問題を共有し、解決に努めます。
長期休暇中特別授業
中1帰国生と中2以降に編入した帰国生を対象に、特別授業を行います。帰国生が最も苦手意識を抱いている社会(歴史・地理)をビデオやカード等を使用し、ゲーム感覚で学びます。また、在留中に帰国生が経験する機会の少なかった日本文化に関する講義も行います。