平成20年度を振り返って(生徒へのアンケート調査より)

学校評価活動の一環として、平成21年2月に学校生活全般に対するアンケート調査を高校3年以外の全学年を対象に行いました(高校3年は卒業時に別アンケートを実施)。その結果をもとに、職員会議等を通じて現状分析を行い、今後の教育活動に向けての改善点・改善策を検討してきました。以下に、アンケート結果から見られる特徴について報告します。

1.学園生活の充実・楽しさ

学園生活について、中学部では92パーセント、高校1~2年生では91パーセントの生徒が「楽しい」と評価している。また、「充実度」では、中学部では91パーセント、高校1~2年生では89パーセントの生徒が「充実」していると答えている。中学部・高校1~2年生ともに学園生活に充実・楽しさを感じている生徒の割合は大変多い。また、卒業を目前にした高校3年生が学園生活を振り返ったアンケートでは91パーセントの生徒が「充実」と評価しており、高校1~2年生を上回っている。なお、過去5年間の卒業生(24回生~28回生)の「学園生活充実度」の結果は、それぞれ92%、93%、91%、93%、91%で、毎回90%を超えている。

2.部活動の充実

部活動について、中学部では75パーセント、高校1~2年生では63パーセントの生徒が「充実」という評価をしている。ここには中学部から高校部に上がるにともなって求められる、より高いレベルの技能や、そのためのより厳しい練習と学習との両立の葛藤などが反映されていると思われる。

3.学習への取り組み

学習(家庭学習)について、宿題・予習・復習などに積極的に取り組んでいる生徒の割合は、中学部より高校部の生徒のほうが多い。また、平日の勉強時間も中学部より高校部の生徒のほうが、長い時間を割いている生徒の割合が多い。ここには高校部の生徒が大学進学を意識し、知識・教養の習得への意欲を高めていることが反映されていると思われる。

4.人間関係の悩み

人間関係の悩みについて、「悩んでいない」という生徒の割合は中学部・高校部ともに83パーセント。「悩んでいる」という生徒の割合は中学部・高校部ともに17パーセントで、思いのほか少ない割合であった。しかし、生徒の心の悩みをできるだけ早く察知し、生徒一人ひとりが楽しく充実した学園生活を送れるように今後も支援していきたい。

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