校長ごあいさつ
Greeting

課題に立ち向かう若者になれ 茗溪学園中学校高等学校校長 田代淳一

校長写真今、世界のグローバル化と技術革新は 驚くほどの速さで進んでいます。
デューク大学のキャシー・デビッドソン先生は、2027年にはアメリカ人の65%が今は存在していない職業につくと予想しました。オックスフォード大学の2013年の調査では、20年後に今ある職業の50%がコンピューターに取って代わられ、無くなっていると予想しています。TEDグローバルのピコ・アイヤー氏は、2025年には「第5の国」が誕生するだろうと予想、「生まれた国」以外の国で生活する人は、おととしの2013年に2億2000万人いたと述べています。2025年にはこの人数が「6番目に人口の多い国」を超える、つまり人口5番目の国が誕生することと同じことが起きるという予想です。このつくば市でも、野菜や果物を販売する直売所が 昨年タイのバンコク市内に販売店を作り話題となりました。

21世紀は、国の垣根が無くなり、人々が求めるもの、働き方がめまぐるしく変わり、宗教を口実にした争い、領土をめぐる対立がいたるところでさらに起きてくると思われます。そういった世界、環境の中でこれから国際貢献、社会貢献できる人材、活躍する人になるためにはどのような力を身につけるべきでしょうか。

茗溪学園は、国境を超える課題に積極的に取り組む若者、世界的日本人を育てる「教育実験校」です。そして、限られた一部の生徒だけではなく、全生徒に世界的日本人に育ってもらおうとしていますので、これだけは必要とされるものは何かを追及しています。
私は、それは「自分の考えを持つ力」、「その考えを伝える力」、「伝えようとする勇気」、これらの訓練と実践から生まれる自信だと考えます。
どのように状況が変化しても決してあきらめず、どうすれば解決できるか必死に考え、仲間に伝えて協力し勇気をもって前に進む。こういう、人間としての基礎力を備えてこそ、国を超える課題に立ち向かう若者になれると信じています。

私たちは、世の中が変化しても、建学の理念、教育目標を見失うことなく、環境変化に合わせて形を変えながらも真の「教育実験」を将来にわたり実践していくと同時に、2020年に予定されている大学入試改革を睨んですでに教育プログラム内容を検討しはじめ、取り組んでおります。

本校は「教育の総本山」と言われた東京高等師範学校の流れを汲み、有為な資質を持つ若者を育てる教育を、私立学校という自由な立場から大胆に展開する学校です。高校卒業後の進学先だけを見据える学校と異なり、大学や社会人となった際に必要な力を、この柔軟な時期に身に着けさせる教育実践を大切にしております。今後いっそうの発展を目指して努力して参りたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

茗溪学園中学校高等学校 校長 田代淳一

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